山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

永遠の憧れミニマリスト。なりたいけどなれない、いや、実はなりたくない?

・ミニマリストに私はなりたい


先日公開した、今月号のポパイに関する記事。

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今月号のポパイは本当に読み応えたっぷりなので、ここでご紹介したいこともまだまだあります。

POPEYE(ポパイ) 2018年 10月号 [FASHION ISSUE みんなのマイ・ウェイ。]

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まず、引用するのは前回もご紹介したポパイのファッションディレクターである長谷川昭雄さんスタイリストの白山春久さんとの「マイ・ウェイ」についてのトークでの、白山さんの発言です。

究極はスティーブ・ジョブズのさ、<イッセイ>のタートルしか着ないとか、ああいうスタイルだよね。つまり、服のことを考える時間を省けるという、それは合理的だって考え方でしょ。無駄がないって。憧れるよ、正直(笑)。なれるものならそうなりたい。そういう人に私はなりたい(笑)。


僕も同感でミニマリストにちょっとした憧れはあるんですよね。心の片隅で、「あんな風になれたらいいな」とずっと思っています。ですが、僕はミニマリストにはなれません。その理由はこのトークの前半で白山さんが仰っていること同じです。

「絶対この形のパンツしかはかない」っていうマイ・ウェイがある人はいるよね。僕もそういったマイ・ウェイを決めて、もうこの形のものがあればこの先ずっと絶対大丈夫って思うんだけど、突然まったくはなかくなっちゃう(笑)。
(中略)
これしか着ない、って決めたらもうドッサリとストックするし、スニーカーなんかは特に「これがあれば当分大丈夫だ」と思って大量に抱え込むんだよ。
(中略)
だけど、意外とあっさりすぐに買い溜めたものを超えるものが出てきちゃったり。


今月号のポパイで言われている「マイ・ウェイ」とは「こだわり」という意味だと思っているのですが、僕は視野が狭くなるのでこだわりをできるだけ持たないようにしています。

僕はずっとユニクロのトランクス(当時のユニクロには布帛素材のトランクスしかありませんでした)を愛用していました。今のようにユニクロのコストパフォーマンスの高さが有名になる前から愛用しており、世間にまだ知られていない素晴らしい商品に自分だけが目を付けている、みたいな風に思っており、それが僕のこだわりになっていました。

ですがある日、無印良品のトランクスを試してみるとユニクロよりも圧倒的に機能性が高いことがわかり、ユニクロにこだわりを持っていた自分の馬鹿らしさに気付きました。

その後、僕はより良いトランクスを求め右往左往し続けま
そして今見つけたトランクスの「答」がユニクロのエアリズムトランクスです。

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ですが、もし今僕がエアリズムトランクスに「こだわり」を持ってしまうと新しいトランクスを探すことをしなくなるでしょう。そうすると、僕のトランクスは永遠にアップデートされないことになってしまいます。


下着のような機能性が重視されるアイテムはこれからも進化し続けるでしょう。なので、特にトランクス選びについては「こだわり」なんて持たないほうがいいかな、と思っています。
 
まぁ絶対にアップデートしなきゃいけないと訳でもないですけれどね。僕自身は仕事柄、アップデートは必要だと思っています。

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・部分的ミニマリスト?


とはいえ、ポパイでも白山さんが語られているように、ミニマリストにはちょっと憧れますよね。

スティーブ・ジョブズにおけるイッセイミヤケやニューバランスのような、僕にとっての「答」と呼べるような商品にはいくつか出会えています。

それはグンゼレギンスパンツだったり、ムーンスターのLOWBASKETだったり、ブランドストーンの#558だったり、モンベルのサンダルだったり。

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こうやって見ると、僕が下半身に身に着けるアイテムは結構絞られていますね。僕は部分的ミニマリストと言えるのかもしれません。

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・ミニマリストには一生なれない


ですが、トップスに関してはミニマリストの欠片もありません。毎日ヤフオクメルカリをチェックして90年代J−POPミュージシャンTシャツやギャルソンのシャツを物色していますし、リユースショップディグもちょっとの間行けていないと行きたくてウズウズしてきます。








僕には収集癖はありませんし、あっても収納できる大豪邸に住んでいる訳でもないので着もしない服をコレクションをしたりはしませんが、ネットオークションパトロールやリユースショップディグはそれ自体の行為が楽しいこともあるので完全なミニマリストには一生なれないと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!